​マインドフルネスを深める

​ブッダの教え

ビジネスの世界でよく聞かれるようになった、
“マインドフルネス”という言葉。

おそらくどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?
   
NHKでもサイエンスZEROという番組で、
“マインドフルネス”をテーマにしたものがありました。

ちなみにこのマインドフルネスというものは、
ジョン・カバット・ジン(マサチューセッツ大学医学大学院教授)が提唱したものと言われています。


彼は国際観音禅院の崇山行願に禅を師事し、
ケンブリッジ禅センターの創設メンバーにもなりました。
 
仏教の指導者に修行法と教理を学んだ彼は、
それを西洋科学と統合させて、  
人々がストレス、悩み事、痛み、病気に対応する手助けとして、
このマインドフルネス瞑想を教えたとのこと。
(Wikipedia)
  
     
つまり“マインドフルネス”というのは、
仏教、特に禅がその背景にあるのです。
    
そんな経緯の中、彼は「MBSR(Mindfulness Based Stress Reduction)」というプログラムを開発します。
このプログラムが原点となって、世界に派生していったのです。
  
そのプログラムの当初目的としたものは、
ストレス、悩み事、痛み、病気へのケアであったわけです。
                
しかし、それだけの理由で“マインドフルネス”という言葉が拡散されたわけではありません。
     
その言葉が一躍有名になったきっかけは、
グーグルの「SIY(Search Inside Yourself)」という研修だったのです。
 
この研修はグーグルの優秀なエンジニアであるチャディー・メン・タンによるものであり、
マインドフルネスがベースになったプログラムだったからです。
  
このプログラムがグーグル社内で人気となり、
他の企業にも取り入れられ、ニューヨークタイムズ紙で特集まで組まれました。


こんな経緯もあり、アップル、インテル、フォード、
マッキンゼー、フェイスブックといった多くの企業にも取り入れられるようになったのです。
              
SIYの意味するところは、
「己の内側を探れ」ということになります。
これは実はジョークから生まれた研修名だったようです。
でも、仏教的に観ると、確かに的を射た言葉です。


この研修プログラムは、グーグルにある様々な研修プログラムの中で、
グーグル全社員の10%が参加しているいわれるほど、
圧倒的な人気を持っています。
 

では、これほどまでに人気のあるマインドフルネスですが、
どのような効果が期待出来るのでしょうか。
  
次のようなことが言われています。

・脳疲労がとれる
・アイディアが湧いてくる
・集中力が高まる
・記憶力が高まる
・創造性が高まる
・共感性が高まる
・眠りが深くなる
・感情が安定する(降り回されなくなる)
・ストレスが軽減される
・ポジティな思考ができる
・肌がきれいになり、健康になる

 

その中で特に注目されているのが「脳疲労」の改善効果です。
   
では、なぜそのような効果が期待されるのかというと、
「DMN(デフォルトモードネットワーク)」という脳の仕組みに関係するからです。
     
デフォルトモードネットワークは、
何もしていないときでも活性化しています。
  
ぼーっとしている間も、物事を考えている時とおなじくらい、
脳はカロリーを消費しているのです。
 
この仕組みが脳疲労を起こさせているのです。
 
その仕組みにマインドフルネスが善い作用をするのです。
             
では、なぜグーグルでマインドフルネスが人気なのでしょう。
というより、SIYプログラムが人気なのでしょう。 
   
グーグルには世界中のエリートが集まってきます。
しかし、そのエリートたちのほとんどが、
本来のパフォーマンスを発揮できないでいるのです。
    
極めて能力は高いのですが、それが発揮できないのです。
       
なぜ発揮できないのでしょう。
   
実はその理由が“心”の問題にあったのです。
その“心”が影響して本来の能力が発揮できなかったのです。
       
能力が高い低いの問題よりも、
まずはそれらを使える状態にする必要があるわけです。
その、土台となるのが“心”なのです。
  
つまり行き着くことろ“心”がグーグルの
テーマになったと言っていいでしょう。
                    
メン・タンはそんな中“幸せな脳”の状態になっている人を、
リサーチしていったようです。
       
そして、最高に“幸せな脳”の状態になっていた人を見つけました。


それは僧だったとのことです。
          
そして、その僧が常日頃行っていたのが“慈悲の瞑想”と呼ばれるもので、
仏教瞑想の原点である止観行だったのです。
           
このような瞑想をすることで、
マインドワンダリング(心がフラフラ彷徨っている)から抜け出せます。
         
それによって、シンキング・マインド(考え続ける思考)が静まり、
デフォルトモードネットワークの働きが抑えられ、
脳疲労から解放されるのです。
    
それが、本来持っているパフォーマンスを開花させることにつながります。
          
メン・タンもチベット仏教徒です。 
だから、彼のノウハウは仏教から入ってきているのは当然と言えます。
   
マインドフルネスの土台は仏教にあります。
確かに宗教色は排除されたものとなっていますが、
それでも、その土台は仏教にあるのです。
      
MBSRもしくはグーグルのSIYは、
その仏教のほんの一部を少しばかりアレンジしたものと言えるでしょう。


そして、その心理面での効果は高いものでしょう。
  
しかし、何かが欠けていると言えるでしょう。
それは、心というものの多大な影響力を知りながら、
その表面的なところしか関わっていないからです。
     
実際、マインドフルネスをやっても、
「意識に集中できない」「気づけない」「心がざわついたままである」
と途中で挫折して止めてしまう人がかなりいるのです。

 
それは、なぜなのでしょう。
 
その根源的な理由は、
MBSRにせよSIYにせよ、
とても大切なところが抜けているからです。
  
これらは体系化されたプログラムです。
だから、分かりやすくできていますし、
確かに誰でも簡単にできるように配慮されています。
     
そんな具体的なエクササイズが用意されています。
つまり、“形”が用意されているのです。
 
でも、“心”というものは形にはまるものではなく、
常に流動し転変し続けるものです。
  
その流動し転変し続けるものとどう関わるのか、
そこのところが“心”を扱う時に欠かせないデリケートな部分です。
   
そして、それが仏教の本質の部分です。

ちなみにMBSRやSIYなどに対して、
ある仏教者や心理学者は危惧さえしています。
      
それも、やはりブッダの本質的な教えが反映されていないからなのです。


   
そんなところをこの講座では探究していこうと思います。
        
その本質をしっかり押さえた上で、
マインドフルネスと関わってみる。
 
もしくはマインドフルネスをもっと深いものしていく。
 
それが、この講座の目的とするところです。
 
・マインドフルネスに興味がある方
・マインドフルネスについて知りたい方
・グーグルのようにEQ(心の知能指数)を鍛えたい方
・本来のパフォーマンスを発揮したい方
・ストレスフルな状況を改善したい方
・マインドワンダリング(心の彷徨い)を静めたい方
・シンキングマインド(考え続ける思考)を静めたい方
    
などが対象になってくると思います。
    
講座の概要は次のようなことを予定しています。

​【講座概要】

マインドフルネスの原点であるブッダの教えを学ぶ
 

【講義時間】

要約バージョン:1時間半〜2時間

詳細バージョン:3時間〜5時間


【内容】
・マインドフルネスの意味
・脳疲労を癒すプロセス
・グーグルが行っている「SIY」とは?
・簡単なマインドフルネスのやり方
・なぜ、挫折するのか
・さらにマインドフルネスの効果を上げるには
・ブッダの説く本質的なマインドフルネスとは

 

【講演料】

​予算等につきましては随時問合せ下さい。