私は弱虫は嫌だ。
弱虫で人生終わりたくない。
負け犬で終わりたくない。
人生の勝ち組に入りたい。

　　　
そのために強いメンタルを手に入れたい。

　　
多くの方々とのセッション等を通して、
そんな想いを本当によく聞きます。

　　　　　　

今回はそんなこともあり、
「強いメンタル」をテーマにしたランチ会を開催したいと思います。

　
でも、ここでいつも私の中で疑問が出てきます。

　　
では強いメンタル、強い心とはどういったものなのか？
どんなイメージを持っているのか？

リオ五輪がありました。

メダルを手にする選手。
メダルを手に出来なかった選手。

金メダルを取れた選手。
銀メダルに終わった選手。
銅メダルがやっとだった選手。　

アスリートの世界、勝負の世界で、
よく「メンタル」という言葉使われます。

オリンピックの様子が毎晩のようにTV放映されました。
その中での選手達のコメントや、
インタビュアーの質問にも頻繁に「メンタル」という言葉が使われていました。

　

確かに今やアスリート達にとって、
「メンタル」というのは勝敗を左右する大きな鍵となってきています。

　

ですから、競技の世界、戦いの世界にとって
「メンタル」を強くするということは、
勝負に勝ち残るための不可欠なのものになってます。
　
　 　　
勝ち残るために不可欠なもの、、、
それはいったいなんなのでしょう。

　
そんなところが、今回のテーマである「強いメンタル」に、
繫がってくるかもしれません。

​

私も武道をずっとやってました。

　　
日本の大切なものの継承といった気持ちの方が強かったですが、
もちろん競技としても真剣に取組んでいました。

色んな大会、試合、演武にも出ました。
メジャーな大会、ローカルな大会、
様々な大会に出場しました。

アスリートでもあったのです。

　

だから、勝負の世界というのもある程度分かっているつもりです。
　　　　
例えば、先頃のリオ五輪でもあの選手が勝つだろうな、
この選手は負けるだろうな、っていうのは直観で分かったりします。

そんな流れ、空気感が画面からも分かるのです。

私自身も大会に出て自分が“勝つ”というのが、
ある瞬間分かったりします。

　

もちろんそれは事前に分かるものではありません。
計画してできるものではありません。　　

　　　

瞬間に分かるのです。　
　
　　
ですから、勝つ流れが分かるんです。
感じるんです。

もちろんそれは思考を超えたところにあって、
思考で分析できる範疇のものではありません。

でも、その状態というのは確かに存在するのです。

その状態とは、、、
 

「絶対に勝ってやる！」
「絶対あいつには負けない！」
　
といった類いのものではありません。
そういう状態ではありません。　
　
　

“強いメンタル”も同じです。
　　　
「俺のメンタルは絶対強い！」
「私はあの人達には負けない強いメンタルを持っている！」
「私はメンタルが強い！」

　
などど思えば思うほど、
実は強いメンタルからは遠くなっていくのです。
　
　　　
ですから、本当に強い心とはいわゆる体育会系や、
軍隊系の類いではありません。

また呪文を唱えることでもありません。
アファメーション（言葉で唱える）などでは限度があります。

　　

本当の強い心につながるためには、、、

　　
強くなる必要はないのです。
強くなる努力もいらないのです。
心を鍛える必要もないのです。
苦行や修行をする必要もないのです。

　
逆にそれが足かせとなるのです。
　　　　
　
では、それはどういった状態なのか、、、
その辺がこのランチ会の大きなテーマとなるところです。
　
　
“本当に強い心”の状態になっている時には、
すべてを忘れています。
　　　
　　
強いということすら、弱いということすら、
勝つということすら、負けるということすら、
忘れてしまっているのです。

　
　　
金メダルを取った選手の多くも、
コメントからその状態になっていることが想像できます。

　　
荘子の『木鶏』の話しが鍵となるでしょう。
　　
　
あなたがアスリートではなくても、
もし、そのようなメンタルの状態を知ることができたら、
あなたの人生は“生”に満ちあふれたものになるでしょう。
　
　　　
なぜなら、誰からも支配されることがなくなるからです。
　
　
本当に強い心に繫がった時、
あなたは様々な不安、恐怖、
怯えから解放され、
なんともいえない安堵の世界に包まれるのです。

　
そんな人生に繫がります。
　　
　
もし、あなたが“本当に強いメンタル”に気づきたいのなら、
このランチ会はその期待に応えてくれるでしょう。